インクについて

プリンターで何かを印刷するときに、ペンで字を書くとき、これらはすべてインクを使用しています。習字をするときに使う「墨」も実はインクです。これからのインクは、塗料や顔料を含んだ液体からできています。(着色に用いる粉末で、水や油に溶けるものを塗料、溶けないものを顔料といいます。)近年、顔料は、耐水性・耐光性に優れているという点から見直されています。インクは、「インキ」とも言います。語源はオランダ語で、江戸時代に入ってきたと言われています。英語のスペルは、どちらともink。使い分けははっきりしていません。しかし、ペンやプリンターでは一般的にインクと言い、会社名にはインキとはいっている場合が多く、印刷関係で用いるものはインキと呼ぶように思います。インクの歴史は古く、およそ5000年前に石の表面に絵や文字を刻むために黒色インクが誕生しました。このインクは、油煙や松煙やにかわ(魚などの皮や骨を煮沸し、その液からゼラチンなどを抽出し濃縮・冷却して凝固させたもの。)を混ぜたものでした。原料からみると、現在にある墨と同じです。インクには、大きく分けて3種類あります。
・水性インク
主に顔料+分散剤+水で、コーヒーや紅茶くらいの粘度です。このうち、中性インクは、ソースくらいの粘度です。水性インクは、毒性・臭気がありません。
・油性インク
主に塗料+溶剤+樹脂で、水あめやはちみつくらいの粘度です。蒸発しやすい化学物質を使用しているため、刺激臭が強いです。
・ジェルインク
水性です。顔料+水にインクゲル化剤を加えることで粘度を高くしています。水性にくらべてにじみにくいという特徴があります。